こんにちは、ハクサンフウロです。

別の記事でも少し触れていますが、福井の史跡を紹介する中で、丸岡城を外すわけにはいきません。なんといっても現存十二天守の一つで、北陸では唯一の存在です。

現存十二天守とは、江戸時代以前に作られた天守が残っている十二城の天守を指します。

丸岡城は最古の現存天守?

丸岡城天守は、天守が作られ始めた時期の初期の特徴を持っており、長らく現存最古の天守と言われてきました。それが、最近の調査でどうやら江戸時代、寛永年間の建設とみられることが判明しました。

画像を見ていただいても漆喰等を使わない外観、天守台の石垣は野面積です。屋根は地元名産の笏谷石の瓦で葺かれていますが、もともとは杮葺きだったようですね。なぜ最新の手法を使って築城しなかったのか?不思議な気がします。

桜が彩る丸岡城

丸岡城は、明治以降に天守以外の敷地が売却されたりしたため、城としての全容は失われてしまっています。その点少し残念ですが、代わりにソメイヨシノがたくさん植えられ、桜の季節には天守を彩り素晴らしい景観となります。

また、2024年に開催されるふくい桜マラソンのコースに丸岡城が組み込まれています。走りながら、丸岡城の歴史に思いを馳せてみるのもよいかもしれません。