こんにちは、ハクサンフウロです。
そうなんです。おとなり石川県の金沢城は石川門の海鼠塀や多彩な石垣で有名。親藩で徳川家康公の次男秀康公を藩祖とする福井藩松平家32万石の居城ですから、さぞや立派な遺構が残っているのでは?あれ?そうなんです。福井城本丸跡地は、現在福井県庁が置かれ往時の建物は何も残っていません。
石垣とお堀は素晴らしい
そうはいうものの、堀と石垣はよく残っており、整備もされています。本丸西側には平成19年に御廊下橋が復元されました。御廊下橋は藩主松平公が西三ノ丸から登城する際の専用通路でした。天守は江戸時代に焼失してしまいました。天守台だけが往時には7層あったと伝わる天守の面影をしのぶよすがとなっています。
最後のニホンオオカミ
明治以降は廃城となり解体された福井城。藩主松平家が農業試験場を置き、リンゴの栽培などを行ったと伝わっています。明治43年、この農業試験場でオオカミらしき生き物が射殺されました。この生き物の標本は戦災で喪失してしまい、オオカミだったのかどうかは今となってはさだかではないのですが・・・絶滅してしまったニホンオオカミが福井に最後まで残っていたとしたら、感慨深いものがありますね。
福井城の復元
福井県内では福井城の再建を求める運動も行われています。
天守の再建もいいですが、隅櫓の再建などできるところから少しづつでもやってほしいなあと管理人は思ってます。そろそろ県庁の建物も古くなってきましたし、どうでしょうかね?
メモ
住所:福井市大手3
アクセス:JR福井駅から徒歩5分
福井市観光公式サイト・福井城址