織田一族発祥の地・福井県越前町織田

こんにちは、ハクサンフウロです。大河ドラマ「どうする家康」ご覧になってますか？岡田准一演じる織田信長が迫力あってたまりません。あんな上司に仕えるのはホントに大変だろうなと思います・・・。織田信長。尾張（現在の愛知県）に生まれ、尾張を統一。最終的に天下統一を目指していく人物です。ということは、信長の先祖は代々尾張地方にいたということでしょうか？

越前二宮・劔神社

奈良時代の記録にはすでに劔神の記載があることから神社の成立は8世紀以前と考えられます。素戔嗚尊をお祀りしています。

戦国武将織田家のルーツ

織田家のルーツは、越前國織田荘（現在の福井県越前町織田）にあるといわれています。この地にある劔神社の神官であったとか。なお、織田は「おた」と発音し、濁りません。ですので織田信長も「おだ」ではなく「おた」なのかもしれません。織田信長の生まれた織田弾正忠家は信長の祖父である信定のころから徐々に力をつけていたようです。それ以前の織田家の活動ははっきりしませんが、室町時代以降、越前國は足利氏一門である斯波家の領地となっており、在地支配を行うなかで、織田家の先祖が斯波家の支配層に組み込まれていったと思われます。ではなぜ、尾張に織田家は移ったのでしょうか？これは主家である斯波家の主要な領地が越前と尾張であったことに関係していると考えられます。領地支配の中で人材交流も行われたのでしょう。守護代であった織田家は家中でも序列が甲斐家に次ぐ家格であったようです。思えば後に信長と敵対する戦国大名朝倉氏も斯波家の守護代として力をつけていったわけで、越前の地で両者が後に相まみえることは運命であったということでしょうか。朝倉氏滅亡の後、越前を支配した柴田勝家は劔神社が主家の氏神であることは十分承知しており、敬意を払っていたことがわかっています。

江戸時代には福井藩の尊崇を受け、劔神社は存続していきます。

現在の劔神社は静かな神域のなかでいまもこの越前國織田の地に鎮座しています。1300年の悠久の時を超えた劔神社を訪れて、信長公や朝倉氏に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。